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枚方市長尾台T様邸 建築過程
枚方市の長尾台にて、自由設計の新築住宅を建築させていただきました。
閑静で落ち着いた住宅街の中にマッチした住宅になりました。








スウェーデン式サウンディング試験方法を用いて地盤調査を行いました。
この試験データを基に地盤改良の方法を決定します。この試験方法はロッドの頭部に1kN(100kg)まで荷重を加えて、ロッドがどれだけ地中に貫入するかを測ります。
貫入が止まった後、ハンドルに回転を加えてさらに地中にねじ込み、25cmねじ込むのに必要な回転数を測定。その結果を基に地盤の強度を判断します。


地盤調査の結果を基に、建物の基礎になる部分の地面を掘削し、改良材と土を撹拌・転圧して埋め戻す、表層改良工事を行いました。
表層改良工法とは軟弱な地盤の土とセメント系固化材を混合攪拌し、固化させることで、地盤の耐力を増し、不同沈下を防ぐ工法です。


地盤ができあがると、いよいよ建物部分の基礎をつくっていきます。
地中からの湿気が床下へこもらないように、ポリシートで覆います。
鉄筋は13mm・D40のダブル配筋仕様です。鉄筋同士の間隔(ピッチ)は200mm、基礎幅は150mmです。
(通常は120mmが一般的)


地盤調査から、約1ヶ月半、
ようやく上棟式を迎えることができました。
これからは大工さんの腕の見せ所です。


主要構造部分には、強度と耐久性能を考えて、「ヒノキ」や「ベイマツ」の乾燥材と「構造用集成材」を使いました。


土台や柱には腐りにくく、シロアリにつよい「ヒノキ」の4寸材を採用しています 。
法隆寺(711年 建立)をはじめ、長い年月の耐用年数を必要とする神社やお寺などにはヒノキが使われています。
それはヒノキがとくに樹齢が長くて強度・耐久性に最も優れているからです。
 また、ヒノキは材料として伐採されてから200年から300年くらいまでは強度が最大30%ほど強くなり、その後は非常にゆっくりと下降して行くと言われています。 


集成材は一般の木材に比べ、一般的に天然木の1.5倍の強度があるとされています。
木材の欠点(大節、腐れ等)を取り除き、良い部分だけを積層するからです。
もともと木材は圧縮に強く、コンクリートに比べ約5倍程度、圧縮強度があるとされています。

また、鉄やアルミニウムのように高熱によって軟化することがありません。それは、表面が炭化して酸素が断たれ内部まで燃えないためです。


剛床工法とは、構造用合板を、梁や根太に直接貼る工法です。水平力に対して特に優れており、一般の在来工法に比べ4倍以上の剛性があります。 これにより、台風や地震に強く、また、「床鳴り」のしにくい住宅になります。
構造用合板の厚さは、24mmの合板を2階部分に張るのが一般的ですが、当社は28mmを1階・2階両方に貼っています。


建築材の接合部を結合し、建築物の安全性・耐震性を確保するために、取り付ける部品(その多くが金属製である)を総称して「金物」と言います。金物には、コーナープレート、アンカーボルト、ホールダウン金物などの多様な種類があります。


1階床には、北海道など、寒冷地でも使われている断熱材を、2階床には、防音ボードを敷きました。また、壁と天井には、グラスウール断熱材がびっしり詰まっています。また、1階のリビングには床暖房装置が埋め込まれています。


1階のフローリング材の下にポリウレタン系の断熱材を入れました。
地中や基礎コンクリートからの冷気を遮断し、冬場の暖房費に差が出ます。


2階のフローリング材の下に敷き詰めた防音ボードが、1階への音の伝わりをやわらげます。


建物の周囲には防水透湿シートを貼って、雨水の浸入を防ぎます。
また、防水透湿シートとサイディングの間には胴縁を打って隙間をつくります。
これによって、外壁の中の通気性が保たれ、壁内結露を防ぎます。


サイディングは、表面に付着した汚れが雨で流れるよう、マイクロガードが施されたものを使用しています。そのため、築年数が経過しても外壁はきれいなままです。


表面を硬化させた特殊なフローリング(ハーモニアス)を使用しているため、一般的なフローリングに比べてキズや汚れが付きにくくなっています。


大工さんの作業が終わると、室内のクロス工事に入ります。
使用しているクロスとボンドは、シックハウスの原因となるホルムアルデヒド蒸散の心配のないF☆☆☆☆適合商品です。


施主様のこだわりで、1階に真壁・じゅらく仕上げの本格的な和室を作りました。
床柱が立派な和室になりました。


大阪府による配筋・中間・完了検査に合格することにより、検査済み証が交付されます。


一般的に屋根にはカラーベストやセメント瓦が使われますが、露谷様邸には昔ながらの陶器製の和瓦が使われています。
陶器瓦はセメント瓦に比べて凍結や夏の暑さなど、温度差によって生じるヒビが発生しにくく、独特の色合いや風合いがあり、日本古来の木造住宅に適しているといわれます。


着工から約4ヶ月を経て、ついに完成です。




by kent21_k | 2007-06-14 22:39 | <新築>枚方市T邸